マネーフォワードは3月3日、群馬銀行及び滋賀銀行と業務提携を開始した。今後は両行と、自動家計簿サービス「マネーフォワード」、ビジネス向け「MFクラウドシリーズ」などFintech領域における新サービス・新技術の開発を共同で推進していく。

マネーフォワード、群馬銀行及び滋賀銀行と業務提携

セミナーなども共催予定

マネーフォワードは、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」などを運営。同サービスは、スマートフォンでレシートを撮影するだけで、家計簿の入力は自動的にカテゴリーごとに分けられ、金融機関との連携で銀行口座やクレジットカードの支出も分類される。アプリに連携できる金融機関は銀行、クレジットカード、ポイント(マイル)だけでなく、証券やFXなど2,580社以上の金融機関に対応している。

このたびの提携では、同社の自動家計簿・資産管理サービスをベースに、群馬銀行及び滋賀銀行のそれぞれの顧客向けに機能・情報を拡充した「個人顧客向けPFM(Personal Financial Management)」サービスの開発を各行と共同で推進していく。

また、ビジネス向けクラウドサービス「MFクラウド会計」などの「MFクラウドシリーズ」の活用促進と、各行が提供するインターネットバンキング等、事業者向けサービスの活用推進を連携して進める。

具体的には、各行と企業・会計事務所に向けたセミナーの共催、各行の顧客の「MFクラウドシリーズ」活用の提案などを実施予定。また、各行と「MFクラウド会計」のデータを活用した、融資スキームの共同開発の検討を開始する。

ほかにも、相続、確定拠出年金、コンサルティング、金融教育など、Fintech領域における、新たな金融サービスの提供を目指していく。また、マネーフォワードFintech研究所と協働し、国内外のFintech情報・技術の調査などをすすめる予定となっている。