俳優の伊藤英明が、4月スタートの関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『僕のヤバイ妻』(毎週火曜22:00~22:54)で主演を務めることが4日、分かった。木村佳乃演じる妻に翻弄される夫役に挑む。
このドラマは、伊藤演じる望月幸平が、不倫相手の杏南(相武紗季)とともに、自分を束縛する妻・真理亜(木村)を殺害する計画を立てたものの、妻が誘拐され、犯人から莫大な身代金を要求されるが、そこから次第に幸平の全く知らない、妻の恐るべき素顔が明らかになっていく心理サスペンス。『ストロベリーナイト』『ようこそ、わが家へ』などを手がけた、黒岩勉のオリジナル脚本だ。
フジ系連続ドラマの主演が3度目となる伊藤は「黒岩さんのヤバイくらい面白い台本」と期待を語り、「ヤバイ妻の木村さんとは、がっつり夫婦役は初めてですが、他のヤバイ共演者の皆さんと共に、ヤバイドラマをお届けし、ヤバイ視聴率をとりたいと思います」とヤバイ意気込みを示す。
一方の木村は「ただ怖いだけではない、どこかにふと、愛情を感じてもらえるように演じられれば」と役づくりを意識。3回目の共演となる伊藤については「頼りになるお兄さんです。長いお付き合いでお互い気心も知れてると思いますので、新しい夫婦像を築き上げられるのでは?」と期待を語っている。
関西テレビの豊福陽子プロデューサーは、「男気や頼りがいがある」「演技の幅が広い」「どこか憎めない正直さと色気」といった要素を幸平役のイメージとして挙げ、これを表現できるのは「まさに伊藤英明さんしかいないという思いで出演を依頼しました」と説明。木村についても、緻密で大胆な悪女ぶりや、清楚ながら夫を精神的に追い詰める演技技術の必要性からオファーしたという。また、この木村演じる真理亜が、物語が進行していくうちに、"危険でヤバイ妻"から"いい女すぎてヤバイ"に変化していくと予告し、「"面白すぎてヤバイ"と言われるドラマを目指します」と話している。
このほかの出演者には、真理亜の誘拐事件を捜査する刑事・相馬誠一郎役で佐藤隆太、その部下・矢吹豊役で浅香航大、真理亜の協力者・緒方彰吾役で眞島秀和、望月家のご近所さん・鯨井和樹役で高橋一生、その妻・有希役でキムラ緑子、幸平が経営するカフェ店員・松本穂香役で児玉絹世、そして、幸平の兄貴的な存在である横路正道役で宮迫博之が、脇を固める。