DJI、「Phantom 4」を発表 - 自動飛行機能が大幅強化

 

ドローン大手のDJIは3月3日、同社を代表する「Phantom」シリーズの新製品「Phantom 4」を発表した。価格は18万9000円。

「Phantom 4」。Phantom 3に比べてスリムになり、空力性能も向上した。

まずは基本性能から。水平方向の最高速度は72km/hで、Phantom 3の57.6km/hから大幅なスピードアップを実現した。上昇速度は最大21.6km/h、下降速度は最大14.4km/h。最高飛行可能高度は6kmで、飛行可能距離は2kmとなっている。

また、高度を検知する超音波センサと地面の状態を見るためのステレオカメラを搭載し、これらを用いたビジョンポジショニングシステムにより室内などGPSが使用できないような環境でも高精度の機体制御を実現した。

メインカメラは4K(4096×2160または3840×2160)、2.7K(2704×1520)、FHD(1920×1080)、HD(1280×720)で動画撮影が可能。FHDでは120fpsのスローモーション動画も撮影することができるようになった。このほか、カメラの振動を抑制するジンバルの構造を見直したことで安定性も向上した。

機能面では障害物を感知し自動回避する障害物検知システム、スマートフォンやタブレットなどをタップするだけで被写体を追尾してカメラ中央に捉え続ける「ActiveTrack」機能、画面をタップするだけでドローンの目的地を指定できる「TapFly」機能などが追加された。ActiveTrackでは、熟練した操縦者でも難しいとされる、移動体を周回しながらの撮影も自動で行うことが可能だ。

これまでドローンで撮影するときにユーザーは操縦と撮影両方をこなさなければならなかったが、Active Track、TapFlyなどの追加機能によってこれからは撮影だけに専念することができる。高度な撮影が格段に容易になるため、ドローンの導入を検討していなかった層からのニーズも期待できるだろう。

一方、昨年12月に航空法が改正されるなど、ドローンの飛行に対する規制が強まっているのは事実。この点について発表会に登壇したDJI JAPANの呉代表取締役は「市場が活発になってくると思う。」と語っており、飛行区域や高度のルールがはっきりしたことはドローン産業にとって追い風だと感じているようだ。

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