サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、2016年1月に設立した、人工知能をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、明治大学教授 高木友博氏と共同研究を開始したと発表した。

「AI Lab」では、ダイナミッククリエイティブ広告を通じて、ユーザーひとりひとりが「自分ごと」として捉えることができる広告の開発を目指し、クリエイティブ最適化技術の研究を行ってきた。

今回の共同研究は、ディスプレイ広告のさらなる進化を牽引すべく、最先端の広告配信技術を開発することを目的としている。

今後は高木教授とともに、データマイニングや機械学習を用いて、ユーザー目線でキャッチーな広告クリエイティブを自動生成する技術の開発を図るという。また、企業が持つユーザー情報やユーザーの行動から類推される属性、趣味・嗜好に加え、ユーザーの過去の広告接触情報を加味した上で、最適な広告を配信するマッチング技術などの研究を行い、より精度の高い広告クリエイティブ最適化の実現を目指していくという。

そして今回の共同研究は、アドテクスタジオが開発する、多様なデータを柔軟に組み合わせターゲティング配信するDSP「BitBlend(ビットブレンド)」やインフィード広告に特化したクリエイティブ分析ツール「iXam Creative Lab.(イグザムクリエイティブラボ)」など、多数のプロダクトへ活用していく予定だという。