JR四国は3月26日から、予讃線松山~宇和島間の特急「宇和海」にて、自転車をそのまま列車に持ち込めるサービスを開始する。8月10~17日と12月28日から1月4日までを除き、基本的に通年実施するという。
サービス開始にあたり、特急「宇和海」の車内を改造し、自転車を立てた状態で置ける積込みスペース(サイクルルーム)を新設。通常は解体もしくは折りたたんで専用の袋(輪行袋)に収納しなければ車内に持ち込めなかったが、松山駅・宇和島駅相互の乗降りに限り、そのままの状態での自転車の持込みを認める。
持込み料金はかからず、通常の松山~宇和島間の普通運賃・指定席特急料金で利用できる。ただし、1列車あたり2台分の積込みスペースしかないため、自転車持込み専用の指定席特急券の購入が必要となる。指定席券はJR四国のみどりの窓口で発売する。
なお、両立スタンドを装備したものやハンドル幅が50cm以上のもの、子供用自転車など、積み込みできない自転車もあるので事前に確認が必要。自転車の積み下ろしができるのは松山駅・宇和島駅の2駅のみで、積み降ろしや車内での固定作業は自分で行うこととなる。