仏パロットは2月22日、ドローン向けの小型マルチスペクトル・センサ「Sequoia」を発表した。

同製品は緑(500nm、帯域幅40nm)、赤(660nm、帯域幅40nm)、レッドエッジ(735nm、帯域幅10nm)、近赤外線(790nm、帯域幅40nm)という4区分のスペクトル帯で画像を記録することができる。また、64GBの内蔵メモリのほか、4つのマルチスペクトル・センサーのキャリブレーションを自動で行う光度センサも搭載している。

特に農業での利用に有効だと考えられており、ドローンと組み合わせて使用することで効果的な作物管理、生産性の向上、環境パフォーマンスの向上、収穫量の最適化、時間の節約、費用の削減などに寄与するとしている。具体的には農場の要注意エリアの特定、栄養不足状態の検出、殺虫剤の投入量の最適化などが可能になるという。

同社は「Sequoiaを通じてすべての農業従事者が『ビッグデータ』を利用できる環境を実現します。」とコメントしている。

小型マルチスペクトル・センサ「Sequoia」

Sequoiaの利用イメージ