女優の葵わかな(17)が、森口瑤子(49)と共にBS朝日のスペシャルドラマ『女優堕ち』(3月23日・30日23~24時)で主演を務めることが16日、発表された。葵が主演を務めるのは、今回が初となる。
原作は、過去に著書『聖なる怪物たち』(11年)が映像化されたこともある河原れん氏の同名小説。女優を目指して家を飛び出し、一世を風靡(ふうび)するほどの大女優となった清島ルイを主人公として、ルックスに自信のなかったルイが成長していく姿や、多くの挫折を乗り越え、故郷に残した女優の母との絆を取り戻していく模様を映し出す。
本作では1時間ドラマを2回に分けて放送する2部構成の枠組みの中、現在と過去がクロスして描かれるパラレルワールドがストーリーの軸となる。その上で、葵と森口は、世代の違うルイという同じ女性を2人で担当。時間軸を超えて、"2人のルイ"が同時に登場するというタイムパラドックスものらしい展開も見せる。メガホンを取り、脚本も手掛けるのは、金井純一監督。単行本が刊行された際には、プロモーションビデオの演出も務めたが、今回のドラマ化にあたっては、原作とは少し異なる手法で表現するという。