前大阪市長の橋下徹が、フリーアナウンサーの羽鳥慎一と、テレビ朝日系で4月から新バラエティ番組(タイトル未定、毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)にレギュラー出演することが16日、明らかになった。3月23日(19:00~21:48)に、パイロット版の3時間特番が放送される。
橋下は、弁護士時代、バラエティ番組で活躍し、政治家転身後は報道・情報番組へのゲスト出演が中心だったが、今番組で8年ぶりにバラエティ界に復帰。テレ朝・朝の顔として、政治家時代の橋下に情報番組で鋭くインタビューしていた羽鳥と、異例のタッグを組むことになる。
しかし、現時点で内容は未定。まずは3月23日の3時間特番『橋下×羽鳥の新番組始めます!(仮)』で、3つの企画にチャレンジし、ここから2人が"しっくりくる"企画があれば、4月からのレギュラー番組として採用される。ここで企画が決まらなければ、4月以降もレギュラー放送の中で決定を目指すという、異例づくしの番組だ。
橋下は「政治家になる前はテレビでかなり無理してましたので、もうあのようにはできません」と遠慮している様子。羽鳥とは年齢が近く、同じ早稲田大学政治経済学部経済学科出身ということだが、「ちょっと爽やか過ぎて、画面に一緒に並ぶのが嫌な感じです」と意外にも弱音を吐いている。
一方の羽鳥は「今、何がしたいのか世の中が一番注目していると言ってもいい橋下さんとの番組は楽しみです」と期待。「人に嫌われる事を恐れずに生きてきた橋下さんと、人に嫌われる事を恐れてきた羽鳥との化学反応を、ぜひご期待ください」と見どころをを話している。
3時間特番での3つの企画は、大阪に付きっきりだった橋下に、羽鳥が"今日本中で話題になっている旬な人物・モノ"を紹介する「橋下ちゃんに教えてあげる! ~今、ニッポンのリアルはこんな感じですよ~(仮)」。ひとくせあるゲストが、2人に"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える「橋下さん! 日本のこんな所オカしくないですか?(仮)」。そして、2人が全国津々浦々のナロウ(=狭い)情報をめぐる「橋下&羽鳥の歩くワイドショー"ナロウショー"(仮)」と、いずれも日本の今を切り取っていく企画となる。