東京商工リサーチは2月8日、「2015年全国社長の年齢調査」の結果を発表した。対象は同社の企業データベース281万社の代表者。調査は2015年11月時点。

休廃業・解散の企業の社長は平均67.80歳

2015年の全国社長の平均年齢60.8歳で前年より0.2歳上昇した。2010年の59.8歳以降、年々高年齢化が進んでいる。

社長の年齢分布をみると「60代」(34.57%)が最も高くなった。「70代以上」は2012年に20.61%で20%台に乗った後、2013年21.59%、2014年22.58%、2015年23.30%と年々増加している。一方「30代以下」では2010年~2014年の4%台を下回り、2015年3.77%と同調査開始以来初の3%台に低下した。

2015年の「休廃業・解散」企業においては、2万6,699件(前年比2.4%減)となり2年連続で前年を下回った。2015年の休廃業・解散企業の社長年齢の分布をみると、最多は「70代以上」(46.50%)。次いで「60代」(35.11%)、「50代」(10.83%)となった。2015年の平均は67.80歳だった。

社長の年齢分布

社長の年齢別の業績状況をみたところ、黒字企業は、81.67%で「40代」が最多となった。以降、「30代以下」(81.34%)、「60代」(80.56%)、「50代」(80.41%)と続いた。

一方、赤字企業は20.62%で「70代以上」が最多に。次いで「50代」(18.76%)、「60代」(18.46%)となった。

社長年齢別 業績状況(黒字・赤字)

売上・利益でみると、「増収増益」の割合では「30代以下」(37.42%)が最も高かった。次いで「40代」(35.16%)、「50代」(33.22%)。一方、「減収減益」では「60代」(27.27%)が最多だった。以降「70代以上」(26.74%)、「50代」(26.71%)と続いた。

社長年齢別 業績状況(売上・利益)