シンガーソングライターで俳優のGACKTが、ライフスタイルプロデューサー・浜野安宏氏がメガホンを取る映画『カーラヌカン』(2017年公開)で主演を務めることが9日、発表された。
本作では、やんばるや八重山や海を鮮明な映像で捉え、沖縄文化を織り交ぜながら、"川の神"(カーラヌカン)の愛を映し出す。主人公は、世界レベルの写真家・大山光。八重山諸島の自然を背景に、美しい姿態の美少女・石垣真海の写真集を撮影していた大山は、撮影中に目の前を照らす光に捕らわれてしまう。気が付くと、真海は消失。それからの4年間、真海を探す道すがら、沖縄の芸術や伝統に触れていく大山の姿を描く。
仕事にも女性にも自信家で、類まれな美しい身体と美貌をもつ40歳前後のカメラマン・大山役を務めるGACKT。「浜野監督の作品に対するこだわり、世界観に共感しました」と出演の背景を語り、「1人の沖縄人として沖縄、八重山の大自然をこの映画を通して皆さまにお見せします。そして、1人の表現者として最高の作品を皆さまに送ります」と力強くアピールする。
一方の浜野監督は「自信たっぷりに生きてきた40歳前後の男が、初めての愛に気付く、この映画は愛に生真面目に向き合います」と説明。GACKTを起用した理由については、「美しく、知力、体力、全てを持つ男が、大自然で初めて『愛になる』死と再生を演じさせたい唯一無二の俳優、GACKTさん」と感じたからだと話す。さらに本作を「美しい男と美しい女が壮大な沖縄の自然と、深い芸術文化の営みの中で愛の美しさを歌い上げます」「これこそニューエイジ・ムービーである」と主張した。
また今回のGACKTの主演決定を受け、沖縄の大自然が似合う、野生美をまとう主演女優のオーディション締め切りを29日まで延長。最終オーディションは、4月21日から24日まで沖縄で行われる「島ぜんぶでおーきな祭-第8回沖縄国際映画祭」のステージで行われる予定となっている。