女優の大島優子が5日、都内のホテルで行われたテレビ静岡・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『感動地球スペシャル 大島優子のアイスランド ~オーロラ舞う火山島~』(3月6日16:05~17:20)の制作発表会見に出席し、アイスランドを訪問した自らのVTRを見て「本当に素っ裸にされたような、無垢(むく)なままの状態でいる」と顔を赤らめながら語った。

『感動地球スペシャル 大島優子のアイスランド ~オーロラ舞う火山島~』の会見に登場した大島優子

この番組で大島は、ヨーローッパ最大の氷河・ヴァトナヨークトルや、地熱の町・クヴェラゲルジ、プレートの境界・ギャウなどを訪れるほか、小さな漁師町では、奇跡的にオーロラも体験。地震や火山が多いという日本との共通点を感じながら、現地の人が自然と共存して生活している様子を見て「もっと自分が思うままに生きていけばいいんじゃないかなと思えて、すごく肩の荷が下りたというか、楽になりました」と心境の変化を明かした。

自らナレーションも担当し、その収録で自分がアイスランドを旅するVTRを見た大島は「アイスランドという国の力で、本当に素っ裸にされたような、無垢なままの状態でいる自分を見て、恥ずかしい気持ちになった」と顔を赤らめながら、「人生の中でいい経験になったなと思います」と振り返った。

大島は、マダラ漁に挑戦。ディレクターに「自分で釣らないと夜ご飯ないよ」とハッパをかけられたそうで「ドキュメンタリーなのにサバイバルゲームみたいな宣告をされました」と愚痴った。それでも見事に大物をゲットしたが、今度は、釣ったマダラを「自分で料理してください」と命じられ、包丁さばきを現地の人に「うまくないね」とチクチク言われながらも、アイスランドの家庭料理を楽しんでいた。

また、世界一広いという露天風呂も体験。このために、発色のよいオレンジピンク系の水着を「しっかり選んで旅の準備をしました」というが、あらためて入浴シーンについて問われると「そんなに期待されない方がよろしいかと思います…」と苦笑いしていた。ほかにも、マイナス1度の気温の中で、短パン姿で温泉の川での足湯を楽しむシーンもある。

ロピセーターの編み体験

間欠泉を見つめる

最も大変だった経験は、羊を追いかけて小屋に入れるという作業。崖に近い場所で、1時間半にわたって羊を追いかけ続けたそうで、「マイナス4度でも汗だくになりました。すごくいい運動と、次の日からの筋肉痛…」と苦労を語った。

そんな羊から作られた毛糸での編み物・ロピセーター作りも体験し、会見にもそのセーターを着て登場。そんな流れで、現地での食事の話になり、「毎日夜、ラム肉食べてました! 牛よりも羊がすごくおいしくて!」とハイテンションで語っていたが、「あっ…羊の世話したんですけど(笑)」と自分で気づき、笑うしかない状況になってしまった。

大島は今回、オーロラに強い期待を寄せていたが、毎晩天気が悪く、ようやく最後の夜に晴れ間が。慌てて宿泊場所を飛び出し、念願のオーロラを見ることができた。大島は、この時を振り返って「今でもすぐ思い出せますねっていうくらい感動しました」と興奮気味。高橋佑ディレクターは「(オーロラが)出なかったらどうしようかと、スタッフも重苦しい空気だったんですけど、大島さんが『まぁ見れるときは見れるさ!』と、とにかくずっとポジティブだったので、すごいそれが救いになりました」と感謝の言葉を伝えていた。