俳優・向井理がこのほど、読売テレビ・日本テレビ系ドキュメンタリー番組『キューバが愛した日本人 向井理、最後の楽園へ』(7日15:00~16:25)でキューバロケを敢行し、帰国後に「プライベートでゆっくり行きたいなと思います」と振り返った。

キューバを初訪問した向井理

この番組は、向井が、キューバの園芸と農業に大きな影響を与えた日本人・竹内憲治氏の足跡を現地でたどり、再現ドラマを交えて紹介するというもの。アメリカと54年ぶりに国交を回復し、変化し始める同国の現状もレポートする。

初めてキューバを訪れたという向井は「(社会主義の国は)いろいろなことを締め付けているイメージがありましたけど、そんなことはほとんど感じさせない国でしたね」と感想。事前の話が通っていなかったり、飛行機が飛ばなかったりと「いろいろとハプニングがあって大変でした(笑)」と苦い思い出もあったそうだが、「街がきれいだったのが意外でした。意外と言ったら失礼だけど、日本の方が汚れているくらい」と驚いていた。

アメリカとの国交が回復したことについて、現地の人はあまり気にしていないという印象。しかし、向井は「もともと、争いをしない国民性かもしれないですけど、これから(共産主義のベースが変わって)格差が出てくると、何かが変わってくるかもしれないですね」と、時代の移り変わりを予感していた。

今回の番組のテーマである竹内憲治氏について、向井は知らなかったというが、実際に現地で同氏の関係者に話を聞くと、今でも涙を流す人がいたといい、「すごく愛されていたんだなと思いました」と感心。今回のロケで、竹内氏が財閥から「育つ限りの花を咲かせ、世界一の別荘を作ってくれ」と仕事を依頼されて作った観光地、バラデロ・ビーチが印象に残ったそうで「すごく良いところだったので、プライベートでゆっくり行きたいなと思いますね」と再訪を希望していた。