本田技研工業(ホンダ)は、直列2気筒750ccエンジンを搭載した大型スポーツモデル「NC750X」を26日に発売し、「NC750X」のDCT搭載車にETCとグリップヒーターを装着した「Eパッケージタイプ」と、全車にETCおよびグリップヒーターを標準装備した「NC750S」を2月19日に発売すると発表した。

ホンダ「NC750X」(写真左)・「NC750X デュアル・クラッチ・トランスミッション」(同右)

「NC750X」は力強いトルク特性で扱いやすく燃費性能に優れた直列2気筒750ccエンジンを搭載し、高い燃費性能や使い勝手の良いラゲッジ収納などが特徴の大型スポーツモデル。今回、大型ウインドスクリーンやボリュームのあるサイドカウルをコンパクトなサイドカバーによって際立たせ、アドベンチャーイメージを強調したスタイリングに一新した。

液晶メーターは表示面積を拡大し、さまざまなライディングシーンを演出する「表示色可変新メーター」を採用するとともに、反転液晶の採用により精悍なイメージのメーター表示デザインとした。仕様やオプションによって、DCTモード表示やグリップヒーターのレベル表示が追加されるなど、メーターの各種情報表示の機能を強化している。

その他、視認性に優れた配光のLEDヘッドライトを採用することで存在感を主張するとともに、導光タイプのポジションランプをヘッドライト輪郭に縁取り個性を演出。LEDテールランプの採用やラゲッジボックスの容量拡大により、実用性も向上した。フロントサスペンションに「デュアルベンディングバルブ」を採用して乗り心地の向上と制動時のノーズダイブを軽減し、リアクッションにはプリロード調整機構を追加して路面追従性を向上。さらに、シート高を30mm低くすることで足着き性に配慮したローダウンの「Type LD」をラインアップに設定している。

DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)搭載モデルでは、Sモードに3種類のレベルを設定できる機能を追加するなど、DCTの制御をさらに熟成させ、心地のよいパルス感を向上させる異形断面マフラーや、防風効果をさらに高めた大型ウインドスクリーンを採用。DCT搭載車にETCとグリップヒーターを装着した「Eパッケージ」も発売される。

「NC750S」(写真左)・「NC750S デュアル・クラッチ・トランスミッション」(同右)

「NC750S」はエンジンとトランスミッションにNC750Xと同様の変更を施したほか、フロントサスペンション、リアサスペンションおよびスピードメーターの表示機能も「NC750X」と同様に変更されている。ETCとグリップヒーターを全タイプに標準装備とした。

価格は「NC750X」が74万3,040~85万9,680円、「NC750X」DCT搭載車「Eパッケージ」が92万4,480円、「NC750S」が69万120~82万2,960円(価格はすべて税込)。

「NC750X」

「NC750X」(ABS)

「NC750X デュアル・クラッチ・トランスミッション」

「NC750S」

「NC750S」(ABS)

「NC750S」(ABS)

「NC750S デュアル・クラッチ・トランスミッション」