インフォサイエンスは1月22日、統合ログ管理システムの最新版「Logstorage Ver.5」の販売を開始した。最新版はクラウドサービスやビッグデータ、IoTの利活用の進展により拡大するログ活用ニーズに対応するため、ログ分析サーバのスケーラビリティを向上。また、ログのレポーティングの並列処理による高速化を実現した。なお、約6年振りのメジャーバージョンアップとなる。
Logstorageは、内部統制、情報漏えい対策、PCI DSS準拠、マイナンバーの利用監査、標的型攻撃対策など、主に企業内のITシステムの適切な利用のモニタリングを目的に導入されている。近年、クラウドサービスやビッグデータ、IoTの利活用の進展により、ログの収集対象の範囲が拡大するとともに、ログ分析に対するニーズも多様化し、企業内でログに触れるユーザーも増加し続けているという。
これまで同システムは、ログの収集・保管においてスケーラビリティを持つ機能を提供していたが、昨今の全社的なログデータ活用の流れの中で、ログの分析やレポーティングをよりスピーディーかつスケーラブルに実現したいというニーズがあった。最新版ではログ分析サーバ(コンソールサーバ)の並列処理に対応し、レポーティングの高速化も実現した。
最新版の主な強化点は、ログ分析サーバのスケーラビリティの向上やログ分析レポート出力の高速化を実現。また、Amazon Web Service、Microsoft Azureのほか、ログ分析サーバのクライアントブラウザとしてMicrosoft Edgeにも対応している。価格は税別で65万円~。