帝人、豪ベンチャーとの機能性大麦の共同開発を本格化

 

帝人は1月18日、豪The Healthy Grainと機能性大麦「BARLEYmax」の共同開発を本格的に推進していくと発表した。両社は昨年2月に「BARLEYmax」の日本における独占共同開発契約を締結している。

「BARLEYmax」はオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)が開発した非遺伝子組み換え大麦で、一般の大麦に比べて2倍の水溶性食物繊維、4倍の不溶性食物繊維、4倍の難消化性でんぷんを含んでいる。CSIROは2009年にThe Healthy Grainを設立し、販売を開始、豪州ではシリアルやパン、オートミールの原料として採用されるなど広がりを見せている。

難消化性でんぷんは腸内細菌叢(腸内フローラ)の善玉菌の栄養源となり、酪酸などの短鎖脂肪酸を産生し、腸内のpH値を下げて腸内環境を改善する働きをしていることが知られているほか、日本では大麦が豊富に含んでいる不溶性食物繊維によるコレステロールの低下作用に伴う生活習慣病の予防効果が注目されている。

帝人はこれまでの開発で、不溶性食物繊維の間に水溶性食物繊維と難消化性でんぷんを抱え込む構造である「BARLEYmax」が、「大腸の奥」と言われる下行結腸の先にまで難消化性でんぷんを届け、「大腸の奥」で短鎖脂肪酸の産生に寄与しているという示唆を得ており「この示唆に基づき、今後、本格的に機能性食品素材の開発に取り組んでいきます。」とコメントしている。

「BARLEYmax」

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