昔話の主人公たちが共演するauのCM"三太郎"シリーズ最新作「何かが違う金ちゃん」編が、14日から全国で放送されることが12日、明らかになった。

auの新CMに出演する濱田岳

今回のCMには、桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)がそろって登場。桃太郎と浦島太郎が歩いていると、前方から金太郎らしき人物が、薪を背負い、読書しながら向かってくる姿を見て「あれって金ちゃん?」と困惑する。

金太郎は読書に夢中で、浦島が「金ちゃん!!」と大声で呼びかけるとやっと2人に気づき、「おぉ、友よ!」とらしくないあいさつ。2人は「なんかいつもと違くない?」とつぶやくが、それを聞いた金太郎は「いつもの金太郎ですが、何か?」と応える。

そんな、金太郎というより、二宮金次郎のような雰囲気で、テンションの低い金太郎に、浦島は薪を指してちゃかしたり、桃太郎も「何この本?」といじるも、金太郎は「私、学校に通っておりまして」と胸を張り、「あ、もうこんな時間」と言いながら、「日直だった!」と独り言を残して寺子屋へ消えていく。その後、寺子屋をのぞいた2人は「女子いっぱいいる!」「共学なんだ」と、学園生活にも"何かが違う"様子を感じる内容だ。

現場では、いつもと違う金太郎を演じる濱田の一言に、スタッフはがいをこらえるのに必死。それでも、いつもと変わらずアドリブ全開で、予定のシーンを撮り終えても、監督がストップと言うまで、3人の会話が続いていた。

最後は、二宮金次郎風の黄金の金太郎像が登場。美術スタッフが一から作り上げた自信作で、本人そっくりの形になっている。