オウチーノはこのほど、「家事に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2015年12月16日~23日の期間にインターネット上で行われ、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に住む20歳~59歳の働く既婚女性813名から回答を得た。
日頃のすべての家事を100とし、自身・夫・その他(親・義親、子ども、家事代行など)ごとに、それぞれが担っている割合を回答してもらったところ、自身は73.9、夫は20.7、その他は5.4という結果になった。また、10.5%は自身が100だと回答している。
子どもがいる人の平均は、自身が74.6、夫が17.7、その他が7.7だったのに対し、子どもがいない人の平均は自身が73.1、夫が24.6、その他が2.3だった。子どもがいると、妻の負担は変わらないが、親や義親、また子どもなどが担う家事の割合は増え、夫の割合は減っていることが分かった。
家庭で、すでに自動化している家事について聞くと、「食事の片付け・食器洗い(食洗器など)」が15.1%、「部屋の掃除(ロボット掃除機など)」が9.7%、「洗濯物を干す(乾燥機など)」が8.1%、「買い物(ネットスーパーなど)」が7.7%だった。67.3%は「特になし」と回答している。
自動化したいと思う家事について尋ねたところ、最も多かったのは「風呂掃除」(54.5%)だった。次いで、「トイレ掃除」(51.8%)、「部屋の掃除」(40.3%)、「食事の片付け・食器洗い」(37.3%)、「布団干し・布団掃除」(36.0%)となっており、「掃除」を自動化したいと考える人が多いことが分かった。
自動化したくない・自分の手でやりたいと思う家事について聞くと、「料理」が31.4%で最も多かった。理由は「好きだから・楽しいから」「味の好みがあるから」「好きな物を食べたいから」となっている。自動化したくない家事の2位は「買い物」(18.6%)で、「自分の目で見て選びたいから」といった理由が挙げられた。
現在家事に時間を取られることで、最も我慢していることや後回しになっていることは何か尋ねたところ、「家の中で1人で過ごす時間」(14.8%)が最も多かった。次いで、「運動・健康維持」(9.0%)、「美容」「子育て・子どもとの時間」(7.0%)、「夫との時間」(6.3%)となっている。
仮に家事を自動化した場合、あいた時間を最も何に使いたいか聞くと、「家の中で1人で過ごす時間」(15.0%)が最も多かった。次いで「運動・健康維持」(11.6%)、「1人で外出する時間」(9.5%)だった。「家の中で1人で過ごす時間」と「1人で外出する時間」を合わせると24.5%で、4人に1人は1人の時間を望んでいることが分かった。