2016年の年頭にあたり、EMCジャパンの代表取締役社長を務める大塚俊彦氏は、以下の年頭所感を発表した。

「デジタルトランスフォーメーション」時代の「攻めのIT」を支援~お客様の未来の成功に向け貢献~

新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えるにあたり、旧年中に皆様から賜りましたご支援、ご厚情に、厚く御礼申し上げます。

2015年、日本経済は堅調な企業業績を背景に緩やかな回復軌道を辿った一年となりました。また、IT分野においては、クラウドやビッグデータ、さらにはIoTに代表される最新テクノロジーの活用が構想から実装段階へと進み、企業変革を牽引する「攻めのIT」の議論が本格化した一年でもありました。

こうした環境の中、2015年EMCジャパンは次のステージを目指した挑戦と変革に取り組んでまいりました。お客様の新たな成長を支援する「第3のプラットフォーム」の構築を推進するとともに、既存システム環境の性能とコスト効率を向上する「プラットフォーム2.5」を提唱し、活動を展開してまいりました。そして、この一年を通じてお客様やパートナー様とのさらなる関係強化をはかり、次のステージに向けて着実に新たな一歩を踏み出すことができたと実感しております。昨年は、EMCコーポレーション全体においても大きな変革の一年となりました。オールフラッシュ ストレージ「XtremIO」最新版、新しいコンバージドインフラストラクチャ「VxRack」をはじめ最新のテクノロジーを搭載した画期的な新製品の投入、Virtustream社買収によるクラウド製品・サービスの拡充、エンタープライズハイブリッドクラウドやオープンソースへの取り組みなど、デジタル時代を支援する新たなソリューション群も発表しました。また、Great Place to Work Institute社による「World's Best Multinational Workplaces」(働きがいのあるグローバル企業)調査において、全世界の多国籍企業の中で、2014年の18位から飛躍的に上昇し、第6位にランクインしました。

2016年、ビジネス プラットフォームとしてクラウドの活用がさらに加速し、IoTやAIをはじめ最新テクノロジーの適用が進む中、ITの活用はこれまでにない大変革期を迎えることでしょう。企業においても、新たな成長と変革を生み出す次世代新規アプリケーションの創出と「攻めのIT」の機運がさらに高まり、まさに「デジタルトランスフォーメーション」が本格化されることが期待されます。EMCジャパンは、2016年を通じて、「デジタルトランスフォーメーション」時代における「攻めのIT」を加速する取り組みを強化し、企業競争力の強化とより豊かな社会の発展に貢献できますよう、さらなる挑戦と変革を進めてまいります。本年も引き続き画期的な製品とソリューションを市場へ投入していくとともに、お客様の成功を第一に考え、お客様へ真のビジネス成果をお届けできる企業を目指して、社員一同、全力を尽くして取り組んでまいる所存でございます。

本年もより一層のご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。