東京急行(東急)は12月22日、同日から2016年1月10日まで、「東急アクセラレートプログラム」(以下、TAP)最終審査会で「渋谷賞」を受賞したアクアビットスパイラルズと共同で、テストマーケティングを開始すると発表した。

TAPの受賞企業には、渋谷賞のアクアビットスパイラルズのほか、東急賞のABEJA(人工知能を活用したリアル世界最適化サービス)、二子玉川賞のサステイナブルエネルギー開発(バイオマス発電による地域内エネルギー循環サービス)がある。これらの企業は、東急線沿線のグループ媒体や施設、顧客基盤、営業網などを利用したテストマーケティングを実施し、テストマーケティングの結果をもって、2016年4月から業務提携などの検討をしていく。

今回の東急の取り組みは、渋谷文化プロジェクト10周年記念キャンペーンと連携し、アクアビットスパイラルズが保有する技術でスマートフォンをかざすだけでさまざまな情報を配信するIoTデバイス技術「スマートプレート」を活用し、渋谷の街に関する情報を発信するもの。

テストマーケティングでは、期間内に渋谷駅構内や周辺の工事現場の仮囲いなど5カ所に渋谷区観光大使/ミュージシャン小宮山雄飛氏や金王八幡宮のウィルチコ権禰宜(ごんねぎ)など、渋谷に縁のある方が登場した5種類のポスターを掲出。ポスターに設置された「スマートプレート」にスマートフォンをかざすと、渋谷の歴史やおもしろスポットなど、渋谷の街に関する情報がスマートフォンに配信される。

ポスターイメージ