最近、その傾向が変わってきたようだ。
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Webサイトの構築にはCMS(Content Management Systems)と呼ばれるソフトウェアが使われることが多い。世界中で最も使われているCMSはWordPressと言われているが、 最近、その傾向が変わってきたようだ。
BuiltWithがこのほど、「WordPress vs Joomla vs Drupal - The Battle Of The CMS|BuiltWith Blog」においてCMSのシェアや推移状況などについて公開した。これはCMSを採用する際の検討資料として参考になるだろう。
BuiltWithはインターネット上のWebサイトのうち、35%がCMSを使用していると指摘。CMSのシェアはWordPressが50%と最も高く、これに9%のJoomla、2%のDrupalが続いている。しかし、対象をトップ1万サイトに絞るとWordPressのシェアは40%まで減少し、これに替わるようにDrupalが大きくシェアを増やしている。しかも、Drupalはトップサイトで採用される傾向が高いと指摘している。
WordPress、Joomla!、Drupalのいずれも採用の絶対数は増やしているものの、ほかのCMSへ移行するユーザが多いことも観測されていると説明がある。WordPressはエントリー向けのCMSとして採用される傾向があり、WordPressを使い込んだ後にJoomla!やDrupalに移る傾向が見られるという。WordPressでCMSに慣れたユーザが、より高度な機能を求めてJoomla!やDrupalに移行しているようだ。また、DrupalはJoomla!から移行しているユーザもいるとしており、現状のシェアは少ないながらもDrupalがエキスパート向けに高い人気を持っていることがわかる。