インターネットイニシアティブ(IIJ)とプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、ビッグデータ分野での事業拡大を目的に、戦略的協業体制を構築すると発表した。

IIJがもつクラウド環境とPwCがもつデータ分析のノウハウを組み合わせ、ビッグデータ収集・解析のためのシステム基盤から、解析結果を経営に活かすコンサルティングまでを一貫して提供する。

IIJとPwCは、具体的な効果を検証することが難しく予算が確保できない、データ分析のノウハウや人材不足などから実ビジネスへの活用が進まない、といった課題を、ビッグデータ分野で蓄積してきた知見とサービスを相互に補完することで、このような課題に対するトータルなソリューションを提供するという。

協業においては、IIJはクラウドプラットフォーム「IIJ GIO(ジオ)サービス」上で、ビッグデータ活用に必要なツールを兼ね備えたシステム基盤を提供し、システム環境の診断から設計・構築、運用・保守までをワンストップで行う。

一方PwCは、ビッグデータアナリティクス専門のコンサルタントによるデータ分析、お客様の組織・体制構築の支援などを含めたコンサルティングを行う。

主に製造業、小売・サービス業、放送・メディア業界など、特にビッグデータ活用のニーズが大きい業界をターゲットとして、本格導入前にデータ活用の可能性を検証するソリューション「Analytics on-boarding Support Service on IIJ GIO(AoSS)」を提供開始した。

AoSS提供メニュー

AoSSでは、検証開始前の相談、要件定義からトライアル環境でのサンプルデータ分析、検証結果による効果的なデータ活用の提案までを最短1.5カ月で実施するという。