フジテレビ系ドラマ『大奥』が、11年ぶりに復活することが4日、明らかになった。来年1月22日・29日(いずれも21:00~22:52)の2週にわたり、沢尻エリカが主演を務める。

『大奥』に主演する沢尻エリカ(第1部の悪女・お美代<左>と第2部の聖女・梅)

江戸時代の徳川幕府・大奥を舞台に、女たちの壮絶な人間模様を描く同作。これまでのシリーズを担当してきた、脚本の浅野妙子・監督の林徹が、今回の復活版でもタッグを組む。

主演を務める沢尻は、今回が時代劇初挑戦。1月22日の第1部「最凶の女」では、大奥史上最強の側室・お美代という"悪女"を、29日の第2部「悲劇の姉妹」では、将軍・家斉に気に入られたことで妹の激しい嫉妬心による策略を受け入れる姉・梅という"聖女"の2役を演じ分ける。

先日クランクアップし、京都での2カ月間の撮影を終えた沢尻は「所作や言い回しなど、慣れないことがいっぱいあって、あまり思うように表現できませんでしたが、体当たりで2役演じさせていただいて、時代劇の面白さを知ることができました」と充実の様子。

編成企画のフジテレビ羽鳥健一氏は「異なる主役2役を鳥肌が立つくらい完璧に演じ分けていただき、若さゆえの美しさと、年齢を重ねることによる熟れた美しさを、見事に醸し出していただきました」と絶賛し、「沢尻さんの魅力に翻弄(ほんろう)されること間違いありません」と見どころを語っている。