フリーアナウンサーの高島彩が、現在放送中のTBS系ドラマ『下町ロケット』(毎週日曜21:00~21:54)にフリージャーナリスト・咲間倫子役として出演し、連続ドラマ初出演を果たすことが2日、わかった。高島は、12月13日放送の第9話から出演する。
直木賞作家・池井戸潤氏の同名小説を原作とする本作は、阿部寛演じる元宇宙科学開発機構の研究員だった佃製作所の二代目社長・佃航平が、仲間と共に奮闘する姿を描いた作品。11月22日放送の第6話より、『下町ロケット2 ガウディ計画』を原作とする後半パートがスタートし、内容がロケットエンジンから"ガウディ"と呼ばれる医療機器の開発へと移ったが、このたび新たに高島の出演が決定した。
高島が演じるのは、元毎朝新聞の記者で、現在は医療関係の事件を専門とするフリージャーナリストの咲間倫子。夫の死に疑問を持ち、病院側に訴訟を起こしたことをきっかけに、医療事件のフリージャーナリストになった咲間は、ノンフィクション作家として医療機関の闇を切り裂くような著作も発表している。物語の鍵を握る咲間は、ある事実を確かめるため、佃製作所を訪れる。
高島は「毎週楽しみにしている下町ロケット出演のお話をいただき正直震えております」とコメント。「新たな挑戦ではありますが、ひとつまみのアクセントになれるよう、みなさまの中に身を投げて全身全霊で取り組みます」と誓い、「ガウディ計画から感じている命の大切さを丁寧に伝えられるよう、鋭く、芯のある咲間倫子を演じられれば」と意気込んでいる。
プロデューサーの伊與田英徳氏は、高島を「いつも他局ながらも『うまい』と思っていました。笑いの突っ込み、しっとりとした泣かせのナレーション、はちゃめちゃな現場のまとめ方…等々、どの部分を切り取っても完璧な仕事をされていました」と評価。「高島さんが、旅番組に出演したとき、体当たりでレポートをしているのを拝見して、感情を全面に表現する演技も必ずできると確信してオファーしました」と起用理由を明かした。