日本IBMは11月30日、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーといった性的指向少数派の総称)の社員が安心して働き、能力を最大限に発揮できる環境を整えることの一環として、社員が配偶者と同じと考える同性パートナーを会社に登録する「IBMパートナー登録制度」を新設し、2016年1月から施行すると発表した。

同制度の対象は日本IBMの正社員とその同性パートナーとし、利用条件は、双方が「成人である」「配偶者がない「パートナーが近親者でない」こと。

制度を利用すると、登録したパートナーとの結婚や出産などの特別有給休暇や育児および介護休職を取得できるようになるほか、慶弔見舞、赴任旅費といった人事プログラムの対象を登録されたパートナーに拡大する。