米MasterCardは11月26日、スタートアップ企業の支援プロジェクト「MasterCard Start Path」を世界規模で開始すると発表した。第1期生は、世界200以上の中から選抜されたスタートアップ企業からなり、日本からも「Moneytree」が選ばれた。

「MasterCard Start Path」は、次世代の商業ソリューションの開発を行う、設立間もない革新的なスタートアップ企業をサポートするため、MasterCardが2014年から始めた世界規模のプログラム。

MasterCard Start Path Globalの第1期生は200を超える応募企業から選ばれ、それぞれ、ビッグデータ、モバイル、およびクラウドベースのアプリケーションを利用して、デジタルリレーションシップの構築、消費行動の促進や複雑な業務の簡素化に取り組んでいく。世界各国から集結したこれらのスタートアップ企業は、規模、資金、収益、セールスパイプラインとさまざまな点で異なる多種多様な企業で構成されているという。

MasterCard Start Path Globalに選ばれた企業は、今後6カ月間にわたり、ベルリンおよびシンガポールで数週間実施される集中コースの参加や、MasterCardが持つネットワークから常時、バーチャルな支援を受けることができる。また、Start Pathのメンターが一緒に、各企業のビジネス上で生じる問題に対応し、世界各国における新規事業の可能性について提案していくという。

そのほか、MasterCard Start Path Globalの第1期生として、「Control」「Rainbird」「VATBox」が選ばれている。