ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は11月26日、22の国と地域で2万7000人に対し実施した日常生活のストレス原因に関する調査の結果を発表した。

同調査では、健康、生活、家族等の14の項目について日々の生活でどれくらいストレスの原因となっているかを尋ねたもの。グローバル(22の国と地域)において、最も多くの人が深刻なストレス原因として挙げたのは、「生活資金」で、その割合は29%に上った。

これに、「自分自身にかけるプレッシャー」(27%)、「睡眠不足」(23%)、「やりたいことをする時間が取れないこと」(22%)が続く。

ストレスの原因は年代によって顕著に異なり、15-19歳および20歳代では「自分自身にかけるプレッシャー」が最も多く挙げられたのに対し、30歳代以降は「生活資金」となった。

国、地域ごとによっても違いが見られ、「犯罪の被害に遭う恐れ」を深刻なストレスの原因を挙げた人は、グローバルでは14%にとどまったが、ラテンアメリカの国ではアルゼンチン41%、ブラジル39%、メキシコ36%と高く、いずれの国でもトップ5の原因となった。

日本では、最も多くの人がストレスの原因として感じているのは、グローバルと同じ「生活資金」で、その割合は22%となった。「生活資金」は15-19歳を除くすべての年代でトップとなり、中でも40歳代では28%と多くの人が「生活資金」が深刻なストレス原因であると答えた。

「生活資金」に次いで多く挙げられたのは、「自分の健康」、「自分自身にかけるプレッシャー」、「やりたいことをする時間が取れないこと」でそれぞれ13%となった。

なお、15-19歳では25%が「やりたいことをする時間が取れないこと」が深刻なストレスの原因であると回答しており、同年代のトップの原因となった。

日々の生活における深刻なストレス原因 資料:ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン