女優の井上真央、俳優の堺雅人が25日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われた、大河ドラマ主演バトンタッチセレモニーに出席した。

大河ドラマ主演バトンタッチセレモニーに出席した堺雅人、井上真央(左から)

12月13日に最終回を迎える井上主演の『花燃ゆ』は、幕末の動乱期を舞台に、吉田松陰を兄に持つヒロイン・久坂美和の人生を描いた作品。また、来年1月10日にスタートする堺主演の『真田丸』は、戦国時代最後の名将と呼ばれた真田信繁(通称・真田幸村)を中心に、戦国の荒波に揉まれ続けた真田家を描く。

セレモニーの恒例となっているプレゼント交換では、井上から『花燃ゆ』ゆかりの地・群馬県のシルクストール、堺から『真田丸』の舞台となる長野県のリンゴを贈呈。「撮影が終わってから、気も体も緩んでると思うので、リンゴダイエットでもしたい」と笑わせた井上は、「大河ドラマの経験がある堺さんが座長で、スタッフみんな頼もしいと感じていると思います。体に気を付けて頑張ってください」とエールを送った。

そんな井上は、長きに渡った撮影を振り返り、「1年間走り続けて、役者として人としてすごく成長させてもらいました。大変な分、得るものも多かったです。ゴールにたどり着いた時は、人生で1番の達成感を感じました」としみじみ。一方、9月にクランクインした堺は、「人の輪を大切にする1年になると思う」と気を引き締めながら、「"真田丸"という船で、波に揺られながら先の見えない旅の船出が始まろうとしている。みなさん、1年間の航海に付き合って頂ければ」と笑顔で意気込んだ。