トヨタ自動車は、国土交通省による超小型モビリティ認定制度を活用し、2人乗り「TOYOTA i-ROAD」の実証実験を、11月21日より東京都渋谷区で開始したと発表した。

今回導入される2人乗り「i-ROAD」を用いた実証実験は、2人乗り利用が想定されるユーザーに約1カ月の間、貸し出しを行い、通勤、買い物、子供の送迎といった日常生活のさまざまなシーンで利用してもらい、その使い勝手などの利用価値を検証するというもの。

車両は、超小型モビリティ認定制度の適用要件に即し、1人乗りに一部改良(リフレクター・車幅灯などの見直しや車両接近通報装置の装備など)を加えることで、2人乗りでの利用を可能としたもの。対象地域となる渋谷区は、「i-ROAD」の利便性の高さに関心を示し、同区の将来におけるまちづくりの可能性を模索する中で、トヨタと共同で本実証実験を実施するとしている。

実証実験に用いられる2人乗り車両は合計4台で、対象地区は渋谷区(高速道路および自動車専用道路は除く)。利用対象者は 「OPEN ROAD PROJECT」の試乗パイロットのうち、2人乗り利用が想定される渋谷区在住の一般人ならびに渋谷区職員、有識者、クリエーターなどとしている。

2人乗りTOYOTA i-ROADの活用イメージ