エウレカはこのほど、 「結婚前の同棲」についてのアンケート調査の結果を発表した。調査は4月10日~13日、全国の「pairs」に登録している会員を対象に、インターネット調査にて実施。有効回答数は、男性1,727名、女性1,649名だった。
男性は、結婚前にお試ししないと不安?
今回のアンケートでは、同棲を希望する女性は64.1%。一方男性は76.9%と女性より高い割合となった。なぜ、結婚前に同棲をしたいと考えているか、寄せられたコメントから、大きく3つの理由、「お互いをより深く理解するための、前向き結婚シミュレーション」「自分にとっても、お相手にとっても『お試し期間』が必要」「後悔はしたくないから……同棲=結婚のリスクヘッジ」が明らかとなった。
それぞれのコメントとして、「結婚シミュレーション」は、「お互いに理解し合うには、一緒に住むのが一番早いから。価値観やライフスタイルを共有しておくに越したことはない」(30~34歳・コンサルタント・高知)、「お相手の生活リズムや好みを把握しておきたいし、知っていれば家事分担などもできるから」(25~29歳・不動産・東京)。
「お試し期間」については、「人は誰でも少なからずクセを持っている。それが受け入れられるものなのか、確認する期間が必要だから」(40~44歳・コンサルタント・東京)、「一緒に暮らさないと見えないことのほうが多い。共同生活がお互いのストレスにならないか、確認してからのほうが安心」(30~34歳・自由業・岩手)。
「リスクヘッジ」は、「ゼロからのスタートでは不安。結婚後に豹変する女性もいると聞くし、まずは共同生活をしてから結婚を考えたい」(25~29歳・接客業・北海道)、「結婚すれば、何か大きな問題が起こったとしても簡単には別れられない。それなら結婚前にわかったほうがいいから」(30~34歳・会社員・静岡)などが寄せられた。
「ずっと一緒にいたいから同棲したい」など、ロマンチックなコメントはほぼゼロで、実際は、相手の生活習慣を知らないまま結婚するのは不安だから、同棲というワンクッションを置いて様子を見たい、という声が多く見られた。
また、今回は少数派となった「同棲を希望しない」派の男性の声としては、「結婚後に、2人きりで始める新生活の新鮮さが失われてしまうのは、何だかもったいない気がして……」(25~29歳・会社員・北海道)、「同棲生活で満足してズルズルするか、欠点が見えて冷めてしまうかになりそう。であれば、お互いに決心し、結婚というけじめをつけたほうがいいと思う」(18~24歳・商社・和歌山)などが挙った。