少年隊の東山紀之、TOKIOの松岡昌宏、Hey!Say!JUMPの知念侑李が16日、京都市右京区の大覚寺で行われたスペシャルドラマ『必殺仕事人2015』(ABCテレビ・テレビ朝日系 11月29日 21:00~)のイベントに出席した。
多くの時代劇のロケ地としても知られる大覚寺は、「必殺」シリーズの撮影もたびたび行われてきた縁の深い場所。2007年に連続ドラマとして復活を遂げ、今作で8年目となる同シリーズのさらなる発展を願い、"仕事人"を演じる東山、松岡、知念が大覚寺に結集した。紅葉シーズンとあって多くの観光客が訪れていたが、境内の石舞台に登場した3人に歓声と拍手が。東山は「思い出深い大覚寺でこのようなイベントができるのは身の引き締まる思い。これからもお世話になります」と挨拶し、松岡は「こんな(たくさんの人が集まる)感じになるとは…緊張します!」と観光客たちの歓迎ぶりに驚いてみせ、笑いを誘っていた。
併せて行われた会見では、東山が"仕事人"の中村主水を演じた名優・藤田まことを偲び、「天国の藤田さんに『僕らが(「必殺」シリーズ)をちゃんと引き継いでますよ』と伝えたい」とコメント。「僕と松岡は藤田さんと共演させていただいたので、作品を継承していきたいという思いは強い。日本の文化である時代劇を次世代に繋ぐ立場にいることを大切にしたい」と語り、前作の「必殺仕事人2014」から"仕事人"に加わった後輩の知念に「今回で出演は2回目ですけど、僕らの思いをまた次の世代に引き継いでいってほしい」と期待を寄せた。
そんな東山の言葉を受け、知念は「東山さんや松岡くんが僕を温かく迎えてくれたように、これから時間をかけて、いつか僕も若い世代を迎えられるようになりたい」と未来の「必殺」を担う力強い意気込みを明かした。ところが、松岡から「そのとき、僕らはもういないってこと?」、東山からも「隠居させようとしてる?」などとツッコまれ、「そういう意味じゃないです!」と大慌てに。さらに、「京都(の現場)はみなさんが温かくて家族みたい。帰る場所がもうひとつできたなと。監督もおじいちゃんみたいで…」と初々しいコメントを繰り出す知念に、松岡が「おじいちゃんって! 変な汗かかせんなよ(笑)」とすかさずツッコむなど、和気あいあいとした撮影現場の雰囲気を垣間見せるトークを繰り広げていた。
なお、「必殺仕事人2015」には、レギュラーの東山、松岡、知念らのほか、30年ぶりに「必殺シリーズ」に登場する遠藤憲一とモデルで女優の山本美月が謎の仕事人夫婦役で、物語の鍵を握る極悪僧侶役で竹中直人が出演する。