トムソン・ロイターは11月12日(現地時間)、世界で最も革新的な企業・機関を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター2015」を発表した。
今年で5回目となる同アワードでは、直近5年間で100件以上の特許を取得している企業・機関が評価対象となり、特許出願後に登録まで至った「成功率」、米国特許商標庁、日本国特許庁、欧州特許庁、中国専利局といった4つの主要市場の特許当局に出願された件数から算出される「グローバル性」、特許登録後の引用数をベースとした「影響力」を軸に、世界100社の企業・機関が選出される。
今回、日本からの同アワードへの選出は世界最多となる40社となり、2年連続で最多選出数を記録。このうち15社が5年連続で受賞、12社が初めての受賞となる。
日本企業が好調な理由として同社は、選出基準のうち「成功率」が高いためであると分析。また、日本における研究開発への投資額はGDPに対して3.47%となっており、投資活動が活発であることも要因だとしている。
分野別でみると、昨年に比べ化学、自動車、製薬業界の企業が増加、半導体、コンピュータハードウェア業界の企業が減少しているという。