エプソンは11月4日、マイナンバー制度導入に向け、個人番号の収集業務支援として、「個人番号一括収集システム」に、同社独自とするスキャナOCR技術と、同社の「給与計算システム」の連動による、個人番号の自動入力機能を追加した。「個人番号一括収集システム」は、11月9日よりダウンロードにて無償で提供される予定だ。

今回追加された個人番号の自動入力機能は、マイナンバー通知カードの原本と、「給与計算システム」の従業員・家族マスターデータの情報が記載された「仕切紙(読み取りシート)」を重ねてスキャンし、同社独自とするスキャナOCR技術によって実現させているという。

同社によると、マイナンバー通知カードの原本をOCR処理することで、精度の高い個人番号入力の自動化を実現し、手入力作業に発生しがちな個人番号の入力・確認ミスを削減でき、個人番号入力業務の効率化を図ることができるとしている。

OCRの読み取りミスがあった場合は、エラーメッセージが表示されるため、マイナンバー通知カードの画像を画面で確認しながら修正することも可能となっている。

マイナンバー個人番号自動入力の業務フロー

対応スキャナはA4シートフィードスキャナ「DS-560」とA4モバイルスキャナ「DS-40」。