PyPy 4.0登場 - SIMDベクトル化機能付きJIT搭載

PyPy is a fast, compliant alternative implementation of the Python language.

PyPyチームは10月29日(米国時間)、「PyPy Status Blog: PyPy 4.0.0 Released - A Jit with SIMD Vectorization and More」において、高速Python実行環境「PyPy」の最新版となる「PyPy 4.0.0」の公開を伝えた。参照実装であるCPython 2.7.10と互換性があり、搭載されたJITによって参照実装版よりも高速に動作するという特徴がある。

「PyPy 4.0.0」は特にパフォーマンスの改善が注目されるバージョン。実行時にハードウェアをチェックして、利用できる場合にはSIMDベクトル化の機能を利用するといったコードが取り込まれている。事前にハードウェアごとに別のコンパイルを実施しておく必要がなく、汎用性が高い。ただし、今回は導入されたばかりの新機能ということで、デフォルトではこの機能は動作しないようになっている。

そのほかの変更点としては、内部のコードをリファクタリングしたことでウォームアップ時間がより短くなったほか、メモリの利用率が改善している。また、参照実装であるCPython 2.7系およびCPython 3.5系との混乱を避けるという目的で、これまでCPythonに合わせたバージョン番号から、4.x.x系へと一気にバージョン番号を変更したとしている(ひとつ前のバージョンは2.6.1)。



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