米国インフォマティカはこのほど、同社のデータ管理プラットフォームの最新版「Informatica 10を発表した。

新製品は、クラウドとオンプレミスのハイブリッドIT環境において、ほぼいかなる速度でも大量のデータを配信できるよう設計されており、「Informatica PowerCenter」「Informatica Data Quality」「Informatica Data Integration Hub」3つのコアコンポーネントで構成されている。

エンドツーエンドの俊敏なデータ統合を推進する「PowerCenter」は、データリネージ(データの系統図)生成性能がInformatica Metadata Manager 9.6から最大50倍向上しているという。

複雑で急速に拡大するデータ統合環境全体において、データフローにタイムリーなエンドツーエンドの可視性を提供し、ガバナンスおよびパフォーマンスを改善する。

ホリスティック(総体的)なデータガバナンスを促進する「Data Quality」は、独自のサービス・手法・ツールを提供し、ITアーキテクチャをビジネス戦略と明確に連携させる。Informatica Vibeでデータ品質のルールを一度定義すれば、クラウド、オンプレミスを問わずどこでも展開できるようになる。

また、過去のデータプロファイルの比較により、データプロファイル全体における変更分析を簡素化する。

Pub-Sub-Hubのデータ統合を推進する「Data Integration Hub」は、ビッグデータ、クラウド、従来システム向けのパブリッシュ/サブスクライブ型ハイブリッドモデルを提供する。データレイク向けHadoopのペタバイト規模の自動データストレージに対応している。