uthor=後藤大地

ExtremeTech

米国の技術関連のニュースサイト「ExtremeTech」は10月13日(米国時間)、「Qualcomm enters the server race with 24-core CPU|ExtremeTech」において、Qualcommから24コアを搭載したARMベースプロセッサのプロトタイプモデルが公開されたことを伝えた。アーキテクチャは明らかにされていないが、このチップはコードネーム「Hydra」として開発が進められているものと推測されること、Qualcommの発表によれば単一のスタックに64コアまで搭載可能とされていることなどの説明がある。

ARMは消費電力の低さなどからスマートフォンやモバイルデバイス、組み込み機器などで広く採用されている。最近は性能を引き上げたコア、さらにメニーコア化の取り組みが進んでおり、ラックマウントサーバや高集積サーバなどでの採用も検討が進んでいる。

一方、これまでデータセンターやPCで支配的なポジションを確保してきたIntelのプロセッサは低電力化の取り組みを進め、従来ARMが得意としてきた領域でも存在感を発揮しつつある。メニーコア化されたARMプロセッサはIntelプロセッサが得意としてきた領域と重なることが想定されるため、今後市場がどの方向に進むのかが注目されている。