スウェーデンの王立科学アカデミーは10月6日、今年のノーベル物理学賞を東京大学宇宙線研究所の梶田隆章 所長ら2名に授与すると発表した。
今回の受賞は、素粒子ニュートリノに質量があることを発見した功績によるもので、梶田所長とカナダ・クイーンズ大学のArthur B. McDonald教授の共同受賞となる。現代物理学ではニュートリノに質量はないとされていたことから、両氏の功績は世界中の研究者に大きなインパクトを与えた。
日本人のノーベル物理学賞の受賞は、名城大学の赤崎勇 教授、名古屋大学の天野浩 教授、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二 教授の3人に続いて2年連続となった。