タレントのマツコ・デラックスがこのほど、東京・汐留の日本テレビで、10月17日スタートの同局系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00~23:30)の初収録に参加。収録後、取材に応じたマツコは「近年まれに見るクソみたいな番組(笑)」と、毒舌全開で見どころを語った。

新番組『マツコ会議』に出演するマツコ・デラックス

同番組は毎回、今話題の場所と中継でつなぎ、そこにいる人々から、気になることや最新情報をヒアリング。これを受け、スタジオのマツコと番組スタッフが、中継先の誰か1人のために1本のVTRを作っていく会議の様子を、そのまま放送するという内容だ。

しかし、肝心の完成VTRは番組内で見せず、放送終了後にネット上で公開。また、出演する芸能人は、マツコ1人だけというチャレンジングなスタイルとなる。ともに会議机を囲むスタッフには、9月まで同じ枠で放送され、マツコロイド(マツコそっくりの人間型ロボット)の活躍を追った『マツコとマツコ』の栗原憲也ディレクターらが出席する。

収録中は始終、スタジオ内が爆笑に沸いていたが、マツコは「ウソをつかず目の前の人と話をした結果、なにか面白い言葉を引き出せればいいんだけど、それだけだと必ずしも面白くはならないんだと分かった」と自身に厳しい弁。さらには「近年まれに見るクソみたいな番組(笑)」と斬り捨てたが、ふと静かな口調に戻ると「ある意味、実験よね」とも評価した。

一方で「果たしてこの番組が、今の空気感にマッチするのかどうか…」と不安を見せる一面も。しかし「失敗したら失敗したで終わればいいんです。演者やスタッフのポリシーなんてクソみたいなもの。望まれてないものをズルズルやる必要はありません」と強い覚悟をにじませ、「皆さまには、たまたま時間がある時に見てもらえれば…」とPRした。

初回の中継先は、東京・渋谷のファッションビル109にあるギャルが集まるカフェ「SBY」で、店員から渋谷を盛り上げてほしいと依頼を受ける。第2回は、千葉・幕張にあるファッション通販サイト・ZOZOTOWN本社から中継。社内恋愛が自由という社風に突っ込んだロケで、まさかのミラクルが連発する。

『マツコ会議』の様子