Boxは10月1日、自社開催のイベント「BoxWorks 2015」 において、クラウドサービス「Box」の新機能を発表した。

発表によると、Box上でHDビデオ、DICOM形式の画像、インタラクティブ3Dをプレビュー/コラボレーションする機能を搭載する。

また、Adobe Document Cloud、Adobe Acrobat DC、Autodesk A360、DocuSignなど他社製品との連携を強化する。これらによって、ファイルの新規作成やコンテンツのプレビュー、文字の入力、画像の編集などを専用ソフトを使わずに、Boxから直接行うことができるようになる。

さらに、企業向けのiOS端末専用のアプリ「Box Capture」 を搭載する。Box Captureを利用すると、現場の作業員が写真やビデオ、書類を入手した時、iPhoneやiPadを使用して離れた場所にいるナレッジワーカーとコンテンツを共有できる。

イベントではBoxの新機能のほかに、新たなアプリケーションの開発環境新「Box Platform」を発表した。Box Platformを利用することで、企業間のコラボレーションに適したアプリケーションを開発できる。

Box Platformには、Developer版とEnterprise版の2種類のプランを用意する。

Developer版は、顧客や開発者がテスト目的でアプリケーションの設計を体験できる無料のプラン。一方でEnterprise版は、一般公開するアプリケーションや本番利用するアプリケーションを開発する企業向けのプランとなる。

Box Platform上で開発を行うISV向けの価格は、今後数カ月以内に発表する予定としている。