NTTドコモは10月1日、大量の画像データベースからスマートフォンなどで映し出した画像と一致する画像を高速で照合する「画像認識システム」を開発したことを発表した。

同システムは、サイバネットシステムが提供するスマートフォン用ARサービス「cybARnet(サイバー・エーアール)」の機能のひとつとして採用され、同日より提供されている。

「cybARnet」公式サイト イメージ

ドコモの「画像認識システム」の特長は、独自に開発した画像認識のアルゴリズムを利用し、700万の画像からでも一致する画像を1秒以内に照合できる処理速度と、高い認識精度を実現している点。データベースに登録する画像は、これまでドコモ側で処理を加え登録する必要があったが、画像処理を自動化する仕組みを構築したことで、開発者が画像データベースに任意の画像を自由に登録できるようになり、開発期間の短縮を図ることができる。

「cybARnet」は一般向けの無料ARアプリ「cybARnetアプリ」と、法人などの開発者向けにARコンテンツ作成が可能な「ARコンテンツ開発ポータル」を提供するサービス。従来、画像認識によるARコンテンツを開発する場合には、開発者はARコンテンツを呼び出すためのQRコードの作成が必要だったが、今回ドコモの「画像認識システム」を採用したことで、スマートフォンで映し出した画像からARコンテンツを直接呼び出せるようになり、QRコードの作成が不要となった。

なお、「画像認識システム」は、ドコモが持つ技術をオープンなWebAPIとして提供する「docomo Developer support」において、簡易版の画像認識APIとして利用可能となっている。