俳優で歌手の福山雅治がメインキャストを務めるフジテレビ系の音楽バラエティ特番『ウタフクヤマ』が、10月4日・11日の2週連続で放送されることが1日、明らかになった。

セッションを楽しむ小室哲哉(左)と福山雅治

フジテレビは以前から、福山をメインにした番組を企画提案してきたが、これに対し福山は「お酒を飲みながらの楽しい会話がある中で、往年の名曲をセッションしたり、アドリブで歌を創作していく企画」ならと快諾。今回の特番が実現した。

番組は、リリー・フランキーが店主を務めるスナックを舞台に、福山のほか、桐谷健太、小室哲哉、ミュージシャンの三沢またろうといった客が集まる設定。放送時間は4日が23:15~23:45、11日が23:45~24:15で、この枠で9月まで放送されていた『ヨルタモリ』のような大人の雰囲気が漂う番組となりそうだ。

リリー・フランキー(左)と福山

注目は、20年ぶりの共演となる福山と小室が、2人で初めて行うセッションだ。小室が突然「福山君のイメージで(書いた)」という歌詞を取り出し、「福山君がこれにいいメロディー付けてくれるんじゃないかなあって」と作曲を依頼。福山は驚きながらも早速ギターを手にして、2人のコラボ楽曲が披露された。福山は喜びながら「これリハーサルやってきたと思われたらしゃくだなあ!」と話し、小室も「めちゃくちゃよかった」と絶賛。ラップで参加した桐谷は「できちゃうんですね!」と感動していた。

収録を終えた福山は「すごく楽しかったので、その楽しかった感じが番組になるといいなと思いました」と大満足。「しゃべるように歌が始まり、笑うように楽器が始まるというような瞬間瞬間が、今回の『ウタフクヤマ』の見どころなんじゃないかな」と予告した。

一方のリリーは「福山君と飲んでいると弾き語りしてくれて自分一人で聞くのがもったいないという瞬間がよくある」と話し、番組に臨むにあたって「飲み屋で起きているミラクルな瞬間をテレビで見せられたらいいな」と考えていたことを明かす。本番では、酒の進んだ福山が「本当に歌いたい歌を歌っていいですか」と言いだし、意外な選曲で周りを驚かすシーンも放送される。