タレントの今田耕司が、10月18日スタートの池井戸潤原作ドラマ『下町ロケット』(TBS系 毎週日曜21:00~21:54)に重要キャストとして出演することが30日、わかった。

『下町ロケット』への出演が決定した今田耕司

第145回直木三十五賞を受賞した池井戸潤氏の同名小説を原作とし、父親が遺した「佃製作所」の二代目社長となった主人公・佃航平を阿部寛、その娘・佃利菜を土屋太鳳が演じる同ドラマ。このたび今田耕司の出演が決定し、本人が「このチームの作るドラマのファンだったので、参加できてとても光栄です。嫁探しは来年に回します」と喜びのコメントを寄せた。TBSドラマ出演は16年ぶりとなる。

今回のドラマ化にあわせ、10月3日から朝日新聞朝刊で池井戸潤氏による『下町ロケット2』の連載が開始。ドラマは全10話の予定で、前半を『下町ロケット』、後半を『下町ロケット2』を原作として映像化し、小説連載とドラマが同時進行するという異色の試みとなる。今田が出演するのは、ロケットで培った佃製作所の技術が、今度は最先端の医療技術に転用されるという筋書きの『下町ロケット2』を原作とするドラマ後半パート「ガウディ計画編」。配役は明かされていないが、重要な人物として登場する。

プロデューサーの伊與田英徳氏は「今田さんの舞台の観劇をして、"すごい!"と思ったのが数年前です。いつもテレビで拝見する親しみやすさの中に、その役のキャラクターが埋め込まれていて、感動したのを覚えています」と今田を絶賛。「その後、機会をうかがっていたのですが、今回、ご出演いただけて本当にうれしく思います」と出演決定を喜び、「キーになる重要な役どころです」と語っている。

なお、佃製作所の最大の壁となって立ちはだかる帝国重工社長・藤間秀樹を演じるのは杉良太郎、帝国重工部長役は吉川晃司、佃製作所の経理部長役には立川談春。佃製作所の技術部長役は安田顕、佃の元妻役は真矢ミキ、佃製作所の命運を背負って闘う敏腕弁護士役は恵俊彰、佃の母役は倍賞美津子など、豪華キャストが名を連ねる。