ヤマハは9月25日、同社の100%子会社である独Steinberg Media Technologies GmbH(以下、スタインバーグ社)および、米Harrison Audio LLC(以下、ハリソン社)と協業し、映画制作におけるワークフローを改善するソリューションを開発していくことで合意したと発表した。

ハリソン社は、映画制作用大型ミキサーおよび周辺機器・ソフトウェアの開発・製造・販売を行っている企業。

映画制作においては、せりふや効果音、音楽など多くの音を取り扱い、これらを一本の映画にまとめていくために多くの作業が行われるため、小規模な編集スタジオでの作業から大型スタジオでの最終ミキシングの作業まで、さまざまな作業形態に対応したデータの互換性やこれらの作業を繋ぐワークフローの改善が求められているという。

今回の3社の協業により、ハリソン社の大規模スタジオ用コンソールと、ヤマハのハードウェアおよびスタインバーグ社のソフトウェアを組み合わせ、映画制作における音に関するさまざまな作業をシームレスに行うことができ、より効率的にクリエイティビィティを発揮できる制作環境を提供していくという。