JR東日本仙台支社は15日、磐越西線郡山~喜久田間の新駅設置を発表した。「郡山富田(こおりやまとみた)」の駅名で、2017年春頃の開業を予定している。福島県郡山市など関係箇所と調整を進め、このほど国土交通省東北運輸局から認可されたという。
郡山~喜久田間は営業キロ7.9km。新駅「郡山富田」は郡山駅から3.4km、喜久田駅から4.5kmの位置に設置される。6両編成に対応したホーム1面1線(旅客上家は3両分対応)の無人駅で、待合室と公衆トイレ、駅倉庫、交通広場、跨線人道橋を備える。
郡山市によれば、新駅設置候補地は「磐越西線と内環状線の交差部東側のゾーン」とされ、「公共交通の利用促進や地域の活性化」「災害時における物資輸送ルートや避難者の移動手段確保」のため、新駅設置についてJR東日本と協議を進めてきたという。周辺には奥羽大学や郡山北工業高校、郡山北警察署があり、郊外型店舗も多いエリアとなっている。新駅開業で地元利用者に加え、通学・通勤利用者の増加も見込んでいる。