女優の北乃きいが5日、主演ドラマ『アンフェア the special ダブル・ミーニング~連鎖』(関西テレビ・フジテレビ系 9月15日 火曜 午後9:00~11:18放送)のPR会見を大阪市内で行った。
同作品は、篠原涼子主演の連続ドラマとしてスタートし、現在、劇場版『アンフェア the end』が公開中の「アンフェア」シリーズのアナザーストーリーとして制作されたスペシャルドラマで、今作が3作目。過去の2作を通し、大きな謎として残されてきた北乃演じる主人公の刑事・望月陽が20年前に巻き込まれた誘拐事件の真相が明かされるほか、刑事としてキャリアを積んだ望月の成長ぶりが描かれる。
その“成長”を表す今作の大きな見どころのひとつが、北乃も初挑戦となる「拳銃を撃つシーン」。「目標は、吹き替えなしでアクションができる女優さん」と話す北乃だけに銃撃シーンはかねてからの念願で、撮影期間中は劇中で使われるレプリカの拳銃を自宅に持ち帰って練習を重ね、撃ち方や構え方を研究するために「ほぼ毎日、海外の刑事ものドラマを見る」ほどの熱の入れようだったとか。その甲斐あって、同作品の演出を担当した根本和政監督も「キレがある」と絶賛するほどに“拳銃使い”が上達したそうで、北乃は「拳銃(指導)の先生も『今まで見てきた女優さんの中で一番うまい』と言ってくださって、うれしかった」と笑顔を見せた。
また、3作目にして明らかとなる誘拐事件の謎については、「今回、初めて望月の過去にじっくりと迫るんですが、そこにはさらに深い闇がある。最後まで犯人がわからないまま突き進む演出のスピード感も見どころ」とアピールを。随所に伏線が張り巡らされ、謎が謎を呼ぶミステリアスなストーリー展開が人気の「アンフェア」シリーズ。北乃は「監督から『このシーンの○○の表情ってなにかあると思わない?』と実は伏線だったことを後で聞かされることもある。出演者のみなさんは『毎回驚かされる』と言ってます(笑)」と謎に満ちたドラマの魅力を語っていた。