10月スタートのMBS・TBSドラマ『監獄学園-プリズンスクール-』の主要キャストが発表され、主演の俳優・中川大志をはじめ女優・山崎紘菜、森川葵らが出演することが4日、明らかになった。
原作は第37回講談社漫画賞を受賞し、累計発行部数600万部を突破した漫画『監獄学園』。今年7月からはアニメが放送され、話題を呼んでいた。舞台は全寮制の元女子高・私立八光(はちみつ)学園。藤野清志ら入学した男子生徒5人が、女子風呂をのぞこうとした罪で「裏生徒会」によって"プリズン"と呼ばれる懲罰棟に投獄され、そこからの脱獄を試みる姿が描かれる。
主人公の"キヨシ"こと藤野清志役を演じるのは、映画『通学途中』(11月21日公開)が控える中川大志。当初は「大きなプレッシャー、たくさんの葛藤」を感じていたが、やがては「キヨシになれるんだ!」という高揚感へと変化していったという。「原作を読み込み、キヨシを愛し、少しでもキヨシに近づきたい」の一心で演じたことを明かし、「僕だけでなく、キャスト、スタッフ全員がこの作品を愛し、リスペクトしながら作りました」と現場の一体感をアピール。今では「(原作を)知らない方はもちろん、ファンの方にも胸を張ってお届けできる物が出来上がった」「実写化され、より生々しく、より面白くなった」と手応えを感じている。
そのほか、男子を退学に追い込む裏生徒会で、会長・栗原万里役を山崎紘菜、裏生徒会書記・緑川花役を森川葵、裏生徒会副会長・白木芽衣子役を護あさなが熱演。キヨシと共に戦う男子4人には、練馬一の知将・ガクト役に柄本時生、金髪リーゼントのヤンキー風男子・シンゴ役に矢野聖人、巨漢の善人かつドMのアンドレ役にガリガリガリクソンといった個性的なメンバーが集結した。
また、キヨシが思いを寄せる千代役は、連続ドラマ初レギュラーとなるモデル・武田玲奈。シンゴが憧れる1つ上の先輩・杏子役を新木優子、同学園の理事長役を高嶋政宏が演じる。なお、男子生徒の残りの1人、咳き込みながら常にフードをかぶっている謎めいた男・ジョーを演じるのは「連続ドラマ初出演となる話題の人」で、その名は後日発表されるという。
メガホンを取るのは、『片腕マシンガール』(07年)、『デッド寿司』(13年)、『ヌイグルマーZ』(14年)など数々の話題作を手掛けてきた井口昇監督。放送を前に、「ここはさすがに実写では無理だよな、どうせやらずにカットするんだろうな、というマンガの名シーン…シャワー、キヨシと花、ドアノブ、腕相撲…挙げれば切りがありませんが、キャストが体当たりでどう挑み、どんな仕上がりになったのか、詳細は本編をお楽しみに! 生身の役者で表現するとこうなるん…だ!(笑)」と呼びかけている。
本作は、MBSでは10月25日から(毎週日曜24:50~25:20)、TBSでは10月27日から(毎週火曜25:11~25:41)放送スタート。映像の一部は、現在放送中のドラマ『となりの関くんとるみちゃんの事象』第7話(関西エリア:9月6日 MBS 26:05~26:35/関東エリア:9月8日 TBS 25時47分~26時22分)の最後で初公開される。
(C)平本アキラ・講談社/「監獄学園」製作委員会・MBS (C)平本アキラ/講談社