日立ソリューションズは、グローバル製造業向けに、製造現場から経営マネジメントまでの情報をリアルタイムにつなぐことにより、市場環境や経営環境の変化に迅速に対応し、企業の収益向上と価値創出をトータルに支援する「グローバル製造業向けトータルソリューション」を9月7日から提供開始する。

同ソリューションは、最近の製造業を取り巻く環境の変化を踏まえ、同社のノウハウである顧客の課題や事例と、ソリューションを整理したもの。

「グローバル製造業向けトータルソリューション」の概要

例えば、本社と連携した海外拠点での迅速な経営判断や、グローバルな需要変動を加味したコスト戦略策定による機動的経営、海外拠点での保守サポート品質向上のように、直近の課題を解決するシステムから、製造現場の人・機器・システムが相互につながり協調できる最新の自律分散システムまで紹介している。

主要なソリューションに、「経営マネジメント」「グローバルPLM(Product Lifecycle Management)」「グローバルSCM(Supply Chain Management)」「グローバルSLM(Service Lifecycle Management)」「製造現場見える化」などがある。

「経営マネジメント」では、生産拠点データや、販売拠点データの収集・分析により、製品別の利益構造を可視化し、さらに市場データを加えた経営計画のシミュレーションによって、需要変動などの環境変化に対応した、タイムリーな意思決定を支援する。

「グローバルPLM」では、マスカスタマイゼーションに対応するため、機能設計、原価企画のPDCAを強化し、設計の精度を高めることで、計画的な利益の確保を可能にする。