NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は9月1日、ERPパッケージ「Microsoft Dynamics AX」を企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上で構築し提供するクラウド型ERPソリューション「Microsoft Dynamics AX on Enterprise Cloud」について、10月1日より大幅に機能を拡充すると発表した。

Microsoft Dynamics AX on Enterprise Cloudの拡充の概要

今回、同ソリューションにおいて、自動車部品製造業、ハイテク製造業、プロセス製造業、個別受注生産型製造業、APACエリアにおけるグローバル会計という5つの業種/業態別テンプレートを追加。これにより、カスタマイズ作業などの負担を軽減し、顧客の業務に最適なERP導入を短期間で実現する。

また、アジア太平洋圏における実績とDynamics AXの認定技術者を生かし、シンガポール・タイ・ベトナムなど、12カ国/地域の拠点で、現地のビジネスプロセスに関する簡易調査、Dynamics AX適合性評価の実施や、現地の各種システムやネットワークに関する相談など、グローバルICT構築・運用をトータルに支援するサービスを開始する。

そのほか、企業向けの閉域ネットワークサービス「Arcstar Universal One」のオプション機能「Multi-Cloud Connect」により、従来の「Enterprise Cloud」に加えて、「Microsoft Azure」へ直接接続を可能にする。

運用管理については、NTT Comが提供するグローバル運用管理サービス「Global Management One」にて対応する。これにより、日本語、英語をはじめとする多言語によるヘルプデスク対応、ネットワークからハイブリッドクラウド環境、Dynamics AXなどのアプリケーションまで含めて、グローバルで一元的な運用管理を実現する。