日本ユニセフ協会はこのほど、ユニセフ(国連児童基金)がテニスのノバク・ジョコビッチ選手を国際親善大使に任命したことを明らかにした。

2012年、セルビアの首都ベオグラード近郊の町の幼稚園を訪問したノバク・ジョコビッチ選手(中央)。(C) UNICEF_ NYHQ2011-1502 _ Babic

現在世界ランキング1位のテニスプレーヤーであるジョコビッチ選手は、これまでもセルビアのユニセフ国内親善大使を務めてきた。また自身の「ノバク・ジョコビッチ財団」を通じて、厳しい状況にある子どもたちやコミュニティーの問題に取り組んでいる。

ジョコビッチ選手とユニセフの協力は、2011年に、同選手がセルビアのユニセフ国内親善大使に就任したときに始まる。以来、社会から最も取り残された子どもたちの生活を改善すること、特に幼児期のケアや教育の重要性に焦点を当てて支援を続けてきたという。

このような「ジョコビッチ大使」の子どもの権利に対する献身的な関わりを高く評価し、ユニセフは国際親善大使への就任を依頼した。ニューヨークで行われたユニセフ親善大使就任イベントにおいてジョコビッチ選手は、「すべての子どもたちが幼い時期から十分なケアや教育を受けられるよう活動できることを光栄に思います」と大使任命についてコメントした。

ニューヨークで行われたユニセフ親善大使就任イベントに出席したジョコビッチ選手(右)とユニセフ事務局次長 ヨーカ・ブラント(C) UNICEF _ NYHQ2015-2048 _ Nesbitt

また、幼少期の重要性についても語っている。

「人生の最初の数年間に十分なケアを受けてしっかりと育てられた子どもは、健康に成長し、病気も少なく、思考、言語、感性、社会的能力を伸ばし、社会に貢献する市民になれる可能性が高くなります」。

さらに「ユニセフと共に、最も厳しい状況にある子どもたちに質の高い早期ケアと教育を提供すること、そしてそうした子どもたちが自分自身のため、家族のため、コミュニティーのためにより明るい未来を築いていけるよう支援します」と付け加えた。

ジョコビッチ選手は、親善大使就任イベント当日、世界銀行とノバク・ジョコビッチ財団との間の、就学前教育の推進のためのパートナーシップに関する覚書への署名も行った。

ユニセフと同財団は、セルビアでの就学前教育推進に関する密な協力関係を築いている。「ここに世界銀行が加わることで、世界の貧しい子どもたちへも支援を広げていくことができるでしょう」とユニセフは期待を語った。