楽天とローソンは、楽天市場の対象商品を全国のローソン店舗で受け取ることができる「コンビニ受取りサービス」を9月1日より開始する。

同サービスは、楽天市場の参画店舗で対象商品を購入し、コンビニ受取りサービスを配送方法として選択すると、自宅や勤務先近くなど、希望するローソン店舗で24時間365日、商品を受け取ることが可能というもの。

受け取り可能なローソン店舗は2015年7月末時点で、ナチュラルローソンを含む1万1,299店(ただしローソンストア100を除く)。配送可能な商品は、ゆうパックでの取り扱いが可能となる「3辺の合計が100cm以内のサイズの商品」で、冷蔵・冷凍商品や代金引換、着払い、配達日・時間帯を希望する場合は対象外だ。

受け取る際は、楽天市場が送付する受取可能メールに記載のある「お問合せ番号」と「認証番号」をローソン店頭のマルチメディア端末「Loppi (ロッピー)」に入力し、出力した申込券か同メールから取得できるバーコードを、ローソンのレジ・カウンターで提示すればよい。

楽天はこれまで、ネットショッピングの市場拡大や消費者の多様なニーズに応えるため、専用宅配ロッカー「楽天BOX」や日本郵便が展開する「ゆうパック」の受取ロッカー・サービス「はこぽす」など、商品の受け取り方法を拡充してきた。また、ローソンは全国1万店以上の店舗網を活かし、店舗を拠点とした注文・受け取り・宅配サービス網を活用する「オープンプラットフォーム」の構築を進めてきた経緯がある。両社は今後も、利用者にとってさらに便利なサービスの提供を目指していく予定だ。