身長わずか1.5cmのヒーローが主人公の映画『アントマン』(9月19日公開)に、"アベンジャーズ"の一員であるファルコンがカメオ出演していることが26日、明らかになった。

1.5cmのヒーロー・アントマン(下)とカメオ出演しているファルコン(上)

俳優ポール・ラッドが演じる本作の主人公は、仕事も家族も失った崖っぷち男スコット・ラング。絶体絶命のスコットは、"仕事"として身長わずか1.5cmになれるスーツを着て最小ヒーロー"アントマン"になり、人生をやり直すセカンド・チャンスをかけた戦いに挑む。

このたび、最小ヒーロー・アントマンがファルコンに戦いを挑む、大迫力のバトルが繰り広げられることが明らかに。アントマンがある任務のために潜入しようとした先でアベンジャーズメンバーのファルコンに遭遇し、大ファンのアベンジャーズと戦うはめになるという展開で、アントマンは憧れの人が相手だけに「ごめん! ごめん!」と謝りつつも、小さくなることで倍増する強大なパワーを使って、ファルコンに殴る、蹴るの猛攻を仕掛ける。そして、自由自在に身体のサイズを変える能力で、いつも冷静沈着なファルコンを翻弄して挑発し、最終的にアントマンが勝利。激しい戦いでありながらもどこか笑ってしまう、アントマンらしいバトルアクションシーンになっているという。

ファルコン登場についてペイトン・リード監督は「"計画通りに事を進める中、主人公が想定外の難関にぶちあたって機知を試される場面"といったものを入れてはどうかと、ポールが提案したのがきっかけ。観客にとってすでに馴染みのあるマーベル・キャラクターと出くわし、戦うことになったりしたら面白いんじゃないかってね」と告白。自身もマーベルの大ファンという監督は「マーベル最大の楽しみは、最強ヒーロー同士がガチンコ対決する場面」と言い、「『アントマンの対戦相手を誰にしようか?』となった時、ファルコンが一番しっくりきたんです。アイアンマンじゃあまりにも大物過ぎてしまうし、ファルコンが相手なら、パワーの面でもほぼほぼ互角で、アントマンにも勝ち目があるかもしれない(笑)」と語った。

アントマンは、来年公開予定の映画『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー(原題)』に出演することも決まっており、キャプテン・アメリカをはじめ、人気キャラクターとの共演に注目が集まる。